IMAGESHAFT THEORY

はじめにゴルフは楽しいスポーツです。それと同時に大変難しいものです。特に、スイングの習得は難題です。
その理由のひとつに、理想のスイングがどういうものなのかがわからないということがあげられます。

巷には多くのゴルフ理論が溢れています。 
その多くはトッププロのスイングを手本とし、それをスイングの完成型としてそのフォームに近づけるように練習を続けます。プロのスイングフォームを真似ることがスイングの習得につながり、つまりはゴルフが上達するという思考です。しかし少しゴルフをするとわかることですが、フォームは踊りのように真似るものとは違います。しかも真似ようとしてもなかなか思うようになりません。
結局そのフォームはいつまでたっても身に付かないまま月日が流れます。

その理由はクラブと身体との接点であるグリップに注目しても分かります。
グリップをフックにするかスクェアーにするかによってスイング自体が変わってしまいます。また、もし同じ形のグリップであったとしても、グリップ内の手の中の圧点が違えばやはりスイングは変わってしまいます。さらには、真似される側のプロゴルファーがグリップをどのようにしているかを説明してくれたとしても、やはり同じ感覚でグリップすることはできません。同じようにグリップできないというところから見ても、100人のゴルファーがいたら100のフォームがあると言っても過言ではありません。そう考えるとゴルフのスイングをフォームから考えることは非常に難しいアプローチと言えます。

そしてもうひとつ確認しておきたいことは「ゴルフ理論」と「ゴルフ習得理論」との違いです。巷にはゴルフ理論は多くあります。しかし私たちが本当に知りたいことはゴルフスイング習得のための理論なのです。